自作小説の設定を考える。古代語魔法と精霊魔法について

中学生の頃に書いた自作小説を改善するシリーズ

中学生の頃に、ロードス島戦記や銀河英雄伝説に影響を受けまくって書いた小説を、今だったらこういうふうにしたいという改善を加えるシリーズです。

前回の記事では、最初の1ページを晒して書き直してみました(改善といいつつ、良くなっている保証はありません)。

設定を考える。まずは魔法の位置づけについて

今回は話の続きでもよかったのですが、ふと思いついて今から改変していく物語についての設定資料のようなものを記事にしようと思いました。

まずは、古代語魔法と精霊魔法についてです。この分け方はロードス島戦記そのままですが、名称はオリジナルに変えてもいい気がしますが、概念的にはロードス島戦記の分け方をそのまま利用させてもらおうと思います。

魔法としては、上記二つのほか、神聖魔法と暗黒魔法がありますが、これらは神を信仰する人が使う魔法です。神の奇跡を利用します。信じる神が光の神か暗黒神かで使える魔法が異なります。この神の位置づけについてはまた別の記事で設定を考えてみたいと思っています。

古代語魔法の魔力の源について

設定として、オリジナルで考えたのは古代語魔法の魔力の源です。古代語魔法は、リアル世界の現代よりもはるかに進んだ超文明の遺産です。そのエネルギー源は現代でいう電気のような二次エネルギーです(電気だといろいろと制約がでそうなので、電気”のようなもの”としておきます)。つまり、火力や水力、風力のような一次エネルギーを魔法を行使することができるように変換したエネルギーになります。ロードス島戦記では「万物の根源たるマナよ・・・」と魔法を使う時に唱え始めていましたが、このマナにあたるものです。私の設定では万物の根源では無く、万物のエネルギーを魔法を使うためのエネルギーに変換したものということになります。

そのエネルギーの変換と魔法の行使に必要なものが、杖であったり指輪であったり、デバイスといわれる道具になります。デバイスも超古代文明の遺産で、デバイスを作成するには特定のパーツが必要です。超古代文明の遺跡で頻繁に見つかるのでそこまで希少なものではありません。

ロードス島戦記ではクリエイト・デバイスというデバイスを作る魔法が存在しましたが、私の設定ではこの魔法に加えてデバイスを作成するためのパーツが必要になります。

最近ではスマホやテレビのリモコンに話しかけて操作することができますが、古代語魔法はこの要領でデバイスに古代語で話しかけて魔法を使っているイメージです。デバイスの動力として術者の精神力を奪われるため魔法を使うと精神力を消費します。

精霊魔法の位置づけについて

他方で精霊魔法は、普通にイメージする魔法に近く、その場にある精霊の力を借りて魔法を使います。精霊は人間界に存在する様々なものに宿っている質量を持たない者です。

日本の八百万の神や妖怪のようなイメージで有象無象の者の力を使わせてもらいます。精霊は神に対して中立です。精霊魔法は古代語魔法に比べ大自然の力(一次エネルギー)をそのまま使うことになるので、その意味では原始的ですが、時に悪魔に近い存在にもなりうる精霊とコミュニケーションをとり上手く協力してもらう必要があるため古代語魔法より難易度は高くなります。

古代語魔法の習得は語学の習得に近く、精霊魔法の習得は歌や踊りといった芸事の習得に近いイメージです。

自作小説改変版のレイトが使う魔法について

ちなみに、改変版のレイトは魔術マニアのハーフエルフでごく初歩的な古代語魔法と精霊魔法を両方使えるという設定です。FFでの赤魔道士的な感じで、今のままだと高度なレベルのものはどちらも習得できません。必死にがんばっても中級レベルの魔法までです。

古代語魔法のデバイスは指輪のため、手には何も持っていません。これは、精霊魔法を使う時には杖のような手に持つデバイスだと邪魔になるためです。

これらは私の勝手な設定ですが、今後も思いついたら記事にしたいと思います。また話を進める上で設定を変える必要に迫られたら随時変えて生きたいと思います。

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