ハイハイで天才に?ウィン・ウェンガー「頭は3週間で良くなる!」

試験に合格するために行った様々な試行錯誤

資格試験や大学の受験生にとって、頭がよくなりたいと言うのは誰しもが持つ願望です。私は大学受験の受験生の頃は「勉強時間を長く取りたい」という思いから短眠にハマり、一日3、4時間睡眠で十分な体になる本を読んで短眠を目指しましたが、見事に挫折し生活リズムを崩しました。

やってみて思ったのは、まず、本の内容は胃に負担をかけない食事など制限が厳しく、高校生が家で出される食事を選ぶ権限もない状況では条件を揃えられませんでした。また、短眠で耐えられるかどうかは生まれつきの素質もあり、私はどちらかと言うともともと睡眠時間が長いほうだった(だからこそ短眠の効果も大きいと思ったのですが)ので、短眠の素質があまりなかったのだと思います。

そして、そもそもの話として、睡眠時間の長短は実は試験の合否とあまり関係ないものでした。睡眠時間が4時間でぼんやりした頭で12時間勉強するのと、9時間しっかり寝て、すっきりした頭で6時間勉強するのとでは、6時間のほうが効果が高かったりします。人間の集中力はそんなに長く持つものでもないため、1日何時間勉強したかより、何を勉強したかの方がはるかに重要になります。

資格試験の受験生時代にハマったウィン・ウェンガートレーニング

「頭は3週間で良くなる!」という本があり、その内容が奇抜で、天才になれるというふれこみだったため、興味を持って挑戦したのがウィン・ウェンガートレーニングです。これは、非常に詳しいサイトがあり、そこも大変参考にさせていただきました。

このトレーニングの発想は、人間を生物の進化の現時点での最終形と捉えた時に、人間の脳は魚類から哺乳類にいたるまでの脳の進化を踏襲しており、魚類の頃の脳が中心にあって、両生類の頃に魚類の脳の周りに新しく脳ができ、爬虫類の頃にさらに外側に新しく脳ができ、最後に哺乳類のころにさらに外側に脳ができたと考えています。

そこで、魚類の脳から順に進化に合わせてトレーニングを行う事で、脳全体のパフォーマンスが飛躍的に高まるという発想です。

魚類は水面の光の反射のようなものを眺めるだけで鍛えられるようで、ルームパレットを買って寝る前に眺めていました。

↓これがルームパレットです。

後は爬虫類のような腹ばいのハイハイや、哺乳類の四つんばいのハイハイを繰り返す事で脳が活性化し、脳のパフォーマンスが上がるというので実際にやってみると、確かに脳の奥が締まるような鍛えられている感覚になります。

ただ、その時間が腹ばいハイハイ30分、四つんばいハイハイ2時間など日常生活や勉強時間に深刻な影響があるぐらい時間がかかるものだったため、これもやはり挫折しました。挫折したというか、定量的に効果が量れず、いつまでやればいいのかわからずいつの間にかやめていました。

ちなみに実際に2時間ハイハイするとなると大人の体では膝への負担が大きすぎ、バレーボールのサポーターが必要です。

このトレーニング自体はすぐやめてしまいましたが、先ほど紹介したサイトにあった頭がよくなるサプリメントの核酸については飲むだけでよかったので受験生の間はずっと飲んでいました。おまじないのような気持ちもあったと思います。

実際、公認会計士の試験は2回目で合格できたのでそれなりの効果はあったように思います。

 


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