黒歴史を黒歴史で上書きする(12ページ目)。

中学生の頃の黒歴史小説の改善を考える

11ページ目の記事からの続きです。

まずは中学生の頃の小説をそのままテキストに起こしてみる

中学生の頃の小説の12ページ目を体裁を整えつつ打ち込んでみます。

(現時点で10の精神ダメージ。元が21なので21-10=11 残り11!)
と同時にインプの方にも悲鳴が響き渡る。
「毒で倒れている場合じゃないらしいな」
ミュサイが戦斧(グレートアックス)を両手に持ち、肩で息をしながら一人のインプを倒していた。
「よーし、ライク、ミュサイいくぞ!ティルト、お前の得意技見せてやれ!」
「OK!」
ティルトはそういうと辺りの茂みに隠れる。
「くらえ!両手持ちバスタードの威力!」
(破斬剣は片手でも使える。実は金がないため盾がないのでやむなく両手で使っている)
ザシュ!必殺の一撃(クリティカルヒット)が決まる。インプの首がとぶ。
「精神力のカタキー!」
ライクがわけのわからないことを言って突進する。怒った時のライクは恐い。そのことは、みんなが知っていた。しかし内心(ライクって実はひょうきんなんじゃないのか)とやはりみんなが思っていた。
ドカ!バキ!かわいそうなことに、ライクの怒りは一人のインプに向けられた。めったにうちにされたインプ曰く。
「つ、強い」
「ライク…」
バークが言う。

物語としての修正点を考える

TRPGの表現は最後まで続けるのは難しいと思うのでやめます。ここのページでは、倒れていたミュサイが復活し戦闘に加わるシーンが最も重要です。修正後の物語にはいないライクの描写がほとんどですが、バークに代わりにがんばってもらいます。

また、ティルトのバックスタブ(背後に回りこみ無防備な背中から攻撃する技)の前フリがありますが、バックスタブは相手にばれないように背後に回ることが肝要なのに、「見せてやれ!」はおかしいです。バックスタブの担当はレイトにやってもらうことにします。

森の深部への行軍と魔物の初遭遇、今ならこう書く

今回はこのように修正します。

インプたちが驚いていると、一匹のインプが断末魔の叫びをあげる。
「毒で倒れている場合じゃないな」
インプたちが気を取られた隙にミュサイがハンマーを持ち肩で息をしながら一匹のインプを倒していた。
「くらえ!」
今度はミュサイのほうに気を取られたインプたちの隙を着き、立て直したバークが一匹のインプに強烈な一撃をお見舞いする。
どさくさにまぎれてレイトは茂みの中に姿をくらました。
「俺だって、神聖魔法を使うことあるんだからな!精神力返せ!」
とても精神力を削られたとは思えない勢いで、二匹目のインプに襲い掛かるバーク。
「つ、強い」
瞬く間に二匹目をしとめた。

次のページは引き続き戦闘です。

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