黒子のバスケの2つの惹き込まれるポイント。ギャップのアイデアとスポーツマンガのお手本のような展開

漫画を無料で読める時代

最近LINEマンガというアプリを知ったんですが、これすごいですね。無料キャンペーンで人気マンガが何巻か読めます。

続きをどうしても読みたいという気分にさせて買ってもらおうというマーケティングの手法だと思いますが、それにしてもかなりのボリュームが無料です。

黒子のバスケの展開は典型的なスポーツ物

今回は黒子のバスケが4巻まで無料で読めました。スポーツ物のマンガというのは強化→対戦→強化→対戦のようなステップがあり、常に強い相手と戦い勝つ(たまに負けてより成長する)という共通の流れがあります。スポーツ物に限らず戦いが中心のマンガは全部そんな感じですね。

①主人公の影が薄いというギャップ

黒子のバスケはマンガの内容というよりファンの事件があったことでかなり記憶に残っていたんですが、「主人公の影が薄い」というギャップを利用したアイデアがかなり特徴的だと思いました。

主人公はその役割上どうしても目立つ必要があります。このマンガは、その目立つ役割を準主役のキャラに代わりにやってもらい、「主人公に必要なのは目立つかどうかではなく個性的かどうか」と視点を変えることにより、影が薄いという通常の主人公にはない個性を利用して障害を乗り越えています。

②特徴的な5人のライバル

また、キセキの世代という5人のグループが敵として現れており、それぞれに色にまつわる名前が付いています。4巻だと、その2人目との対戦が終わる直前まででしたが、今後も3人目、4人目と現れて、途中普通の高校もはさみながら対戦が続くと思われます。

こんな感じで今後の展開はなんとなく読めますが、どんな特徴の敵が現れるのか(1人目は相手の技をコピーできる、2人目は超長距離シュートを打てるという特徴がありました)、主役と準主役の二人はどんな風に成長し、どんな技を見に付けていくのか、他のチームメンバーは?など妄想が掻き立てられる要素があるため続きが読みたくなります。

それにしても、こんなに無料・低価格で色々読めてしまうと、出版業界にますますお金が流れていかなくなるのではないかと心配になります。

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