死後の世界はあるのか?前世の記憶と自我について

肉体と魂の関係。人は死なない?

最近、人は死なないという本を読みました。著者は医師でもあり、人の生死に日常的に接している方らしいのですが、死後の世界はあると結論付けています。死後の世界があるかどうかを自分の目で確かめるには死んでみないとわかりません。しかし、死んでしまったらこの世界に「死後の世界はあったよ!」と伝える術はありません。死後の世界は本当にあるのでしょうか。

オンラインゲームの世界と現実世界

オンラインゲームをやっていると感じるのですが、例えばゲーム内のキャラクターが肉体、操作している私の指示が精神だとして、ゲーム内のキャラクターが自分の意思で自分を操作していると思い込んでいるとすると、私の存在を感じることはできません。私自身がキャラクターを操作することなくゲームに介入することもできません。ゲーム内のキャラクターが現実世界に出てくることもできません。

現実もそんな世界だったら、キャラクター(肉体)が死亡した場合に、操作している私(魂)から見るとキャラクターを操作できなくなりますが、私自身には特に影響はありません。そう考えると死後の世界もありえる話な気がしてきます。

前世の記憶

もう一つ、死後の世界がありうることを示す話として、前世の記憶の話があります。子供は3歳ぐらいの時に前世の話を聞いてみると、普通に答える場合があります。それが本当の話なのか、作り話なのかはわかりませんが、前世の記憶を語る子供について研究した本があります。前世を記憶する子どもたちという本です。この本の著者も、前世が存在する可能性が高いと結論付けています。この本は結論ありきの本ではなく、できるだけ中立的な立場で考察したものだそうで、まだ読んでいないのですがいつか読みたいと思っています。

私にも娘がいますが、3歳ぐらいのときに原寸大のゼロ戦の模型を見たあと、帰りのバスの中で「昔あれに乗ったことがある」という話を唐突にしだしてびっくりしたことがあります。本当の話なのか、思いついただけなのか今となっては本人も忘れているのでわかりませんが、あのときの話しぶりから適当な嘘をついているようには見えませんでした。

意識はいつ生まれるのか

とはいえ、死後の世界が今の自分の意識そのままで存在しているとは限りません。意識はいつ生まれるのかという本には、意識と言うのは複雑な思考パターンを一定量以上できるようになったタイミングで現れるようです。これはつまり、意識というのはもともとあるものではなく、人間が成長する過程で獲得するものということです。実際そうだと思います。であれば、自分のことを自分と認識している自我についても、生まれたあと獲得したものなのではないでしょうか。

ゲームで例えれば、自我はあくまでキャラクターに備わっている能力のようなもので、実際にはキャラクターを操作するプレイヤーが死後の世界にいるのかもしれません。

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