小学校1年生の子供の誕生日プレゼント
小学校1年生の娘が誕生日のプレゼントに付録つきの雑誌が欲しいというので、近くの本屋に行きました。
早速、付録つき雑誌のコーナーに行きましたが、目当ての雑誌はなくなっていたらしく、「この前来たときはたしかにここにあった!」といってなかなかあきらめようとしません。
おそらく、次の月の号が出てしまっているのだと思い、雑誌の名前もわからないし、あきらめさせようと説得していました。
カウンターに聞きに行く娘
「カウンターに行けば探してくれるかもしれない」
依然、カウンターで問い合わせたらすぐに見つかったことを覚えていたんだと思います。カウンターに行けば見つけてくれるはずと私の手を引っ張りカウンターへ。
しかし、今回は本の名前もわからず、手がかりになるのは付録の「四角いお化粧をするなにか」という情報だけ。さすがに無理だろうと思いつつ、カウンターへ。店員さんが「見つかりません」といってくれればあきらめると思いました。
本当に探してくれるやさしいお姉さん店員
娘の要領を得ない「四角いお化粧をする何か」が付録についている雑誌をパソコンを使って探してくれるお姉さん二人。二人で画面を見ながらあーでもないこーでもないといった調子で本当に探してくれている様子。
待つこと10分程度。「これかな?」とカラーコピーで画像を印刷してくれ、娘に見せると「これ!」とうなずきました。今5月号が出ている雑誌の3月号でした。本のタイトルもわからず、2ヶ月前の号を探し出す店員さん。本当にすごい。
しかし入手困難なバックナンバー
雑誌の名前と何月号かは判明したものの、2ヶ月も前の雑誌はさすがに店頭には無く、出版社に問い合わせて、そこに在庫が無ければ手に入らないとのこと。仮に、出版社に在庫があったとしても1ヶ月弱はかかるそう。
「どうする?」と娘に聞くと、「・・・・・・」涙目で固まってしまった娘。一旦頭を冷やそうと、「ちょっと考えます」と言ってもう一度付録つき雑誌のコーナーへ。
なんとか代わりになりそうな本を探すものの結局見つからず、「やっぱり注文したい」というので注文することになりました。出版社に確認してもらいます。
そして今日、結果連絡
これが昨日の話だったんですが、今日の夜電話で連絡があり、「出版社にも在庫はありませんでした」とのことでした。まあ、そうだよなと思いましたが、娘ができるだけがっかりしない伝え方をしようと、あれこれ考えていました。
思わぬところで解決
ふと、ダメもとでアマゾンを検索してみると、なんと!アマゾンには在庫がありました。16点も。本屋では1ヶ月弱といわれていた期間も、2、3日で届くそうです。うれしくて思わず300円のラッピングまでつけて買ってしまいました。
レビューで付録が思ったよりしょぼくてがっかりしたと書いてありましたが、どうしても欲しかったものが、いざ手に入れると思ったよりしょぼいという経験も大事なことだと思います。
書店の将来を憂う
今回、この雑誌を手に入れることができた一番の功労者は本屋のお姉さん二人でした。できれば、その本屋の売上に貢献したかったんですが、結局お金が流れたのはアマゾン。しかもラッピング300円のおまけ付。
もし出版社に在庫があったら、仮にアマゾンに気付いたとしても待ちました。それだけ娘のわけのわからないわがままのために力を貸してくれたことはありがたいことでした。
私は子供の頃から本屋が好きで、郊外の本屋がまだたくさんあったころ、よく自転車で本屋のはしごをしていました。今ははしごができるほど本屋がありません。アマゾンと既存の書店との決定的な力の差を感じた出来事でした。
アマゾンは本のタイトルもわからない、娘の要領を得ない説明で本を探してはくれません。昔ながらの本屋が末永く残り続けてくれることを祈っています。