零シリーズが面白い3つの理由。ニコニコ動画で発掘された名作?

ホラーゲームの名作、零シリーズ

動画を見ていて始めて知ったゲームにというゲームがあります。かなりシリーズ化されていますが、私が一番好きなのは双子の姉妹が主人公の零~紅い蝶~です。

射影機というカメラのような道具を使い、悪霊を撮影すると悪霊がダメージを受け、ポイントがたまるとともに退治できるというゲームです。よく、写真を撮ると魂を抜かれるみたいな話がありますが、射影機はそんなアイデアを基にしたものなのかもしれません。

このゲーム、プレイ動画を見ていて単純に怖いというだけでなく、非常にいいゲームだと思いました。

①カメラが武器というアイデア

カメラが武器というのは非常に面白いアイデアです。悪霊は見ていて怖いものなので、現れたらできるだけ離れたい存在ですが、カメラを武器にすることでその悪霊を視界に捉えざるを得ません。しかも、接写すればするほどポイントが高く、大ダメージを与えられるというルールなので、怖い悪霊を間近に見ないといけなくなります。

ホラーゲームとして、このアイデアはすばらしいと思います。

②天野月(天野月子)さんの歌

当初、天野月子として活動されていた天野月さんのハスキーな声で絶望的な状況を歌う歌が、非常にこのゲームにマッチしています。私が一番好きな零~紅い蝶~でも、天野月さんの蝶という歌が、曲といい歌詞といい切なく悲しいゲームの世界観を見事に表現していると思います。

 

③ゲームの背景にある悲しい物語

ゲームなので、最後にはとてつもなく強い悪霊が現れ、最終決戦を戦うことになります。でも、そもそも、その強い悪霊は、なぜ強い悪霊になったのでしょうか。

悪霊が強いのは恨みの気持ちが強いからなんですが、なぜそんなに強い恨みの気持ちを持つにいたったのかその背景がゲームが進むにつれて明らかになります。

シリーズに共通して、最愛の人を殺されているのですが、自分が生贄にされる直前に助けに来た愛する人が殺されるとか、仲のいい姉妹が生贄として互いに殺し合いをさせられるとか、強い恨みの気持ちを持っても仕方がない物語が背景にはあります。

昔のゲームは単に幽霊が怖いというだけだった気がしますが、零はその背景の物語を作り込んだことによって、最終決戦を戦う悪霊にも感情移入できてしまい、その酷い死に方ゆえに相手の強さも推し量れるという点がゲームに深みを与えています。

 

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