中世ファンタジーにロボットの要素を取り入れたワースブレイド
昨日ワースブレイドの話に触れて、久々に思い出したのでワースブレイドの世界観についてまとめてみたいと思います。
ワースブレイドは、基本的に剣と魔法のファンタジー世界で、時代は現実世界の中世ぐらいをモデルにしています。この辺はオーソドックスです。魔法使いが使う魔法を練法、僧侶が使う魔法を気功術等々、若干中国っぽい言葉を使っていますが、基本的には剣と魔法の世界です。
ドラゴンボールの技のような気闘法というものもあります。これは、僧侶のなかでもいわゆるモンク的な職業が使う魔法のようなものです。
この比較的オーソドックスな中世ファンタジーの世界に、操兵(リュード)というロボット要素を取り入れることで独自の世界観になっています。
操兵という超古代文明の遺産
ロボットが中世の世界に開発されたというよりは、古代に作られたロボットを真似して中世でも作れるようになったという設定です。もちろん、古代文明が存在していた頃の劣化版のロボットになります。
本体ともいえる仮面の部分と体の部分とに分かれていて、仮面で体部分をコントロールしているようなイメージです。仮面には聖刻石という魔法の力を宿した石を64個配置してあります。
このロボットが特徴的なので、ガンダムのようなロボット同士での戦いがメインのTRPGをイメージしがちですが、ロボット自体がかなり数が少なく、ゲーム開始時の一般の駆け出し冒険者が乗れるような代物ではないため、物語の背景的に出てくるだけです。
まあ、私がハマっていた中学生ぐらいの頃はそんなリアリティは完全に無視して古代の遺跡で簡単に発見されたことにしたりするという展開になりがちですが、操兵は圧倒的に強いため、そんなことをするとゲームバランスが崩壊してしまいます。
ここでも登場する北の帝国
ワースブレイドにもダカイト・ラズマ帝国という北の帝国があります。強大な軍事力を持ち、それまでの強力な操兵の一騎打ちが主流の戦い方だった時代に、操兵に一対多の戦いを仕掛け、卑怯と罵られようと戦果を挙げている帝国です。やはり戦乱の時代には北の帝国。この辺りはオーソドックスです。
最近また日の目を見始めたTRPG
このワースブレイドも2008年に改訂版が出たそうですし、最近ではクトゥルフ神話のTRPGのプレイ動画が配信されていたり、TRPGが再度注目されているような気がします。というか、昔流行っていた頃子供だった大人が思い出してまたやっているような感じです。