要点をまとめるための6要素。物語にも必要。

話の内容で押さえなければならない有名な6つの要素

物語ではなく、話の要点として押さえなければならない6つの要素があります。その6つの要素が入っているか確認するだけで、かなりわかりやすい文章になるというものです。

その要素とは5W1Hです。はるか昔から言われている話です。個人的にはこのような基本中の基本で、いまだに廃れていないようなものこそ、きちんと押さえなければならないと思っています。

出来事を話す時に意識して考えないと意外と抜ける

インターネットのニュース記事なんかを読んでいても、誰が言ったのかとか、なぜそうなのかとか、腑に落ちないまま記事が終わってしまうことが時々あります。最近のニュース記事は素人の人が書いたものが引用されているのか、そのような記事が増えてきている気がします。

文章を生業とする人ですらそんな調子なので、素人が文章を書くときには特に意識したほうがいいように思います。とはいえ、このブログの記事もそこまで厳密には意識していません。

物語のテーマを考える時の必須項目として考える

物語のテーマとして考える時はこの5W1Hはかなり有効なのではないかと思います。唐突ですが、ドラゴンクエストⅠを5W1Hで表現するとこんな感じです。

Who 勇者が
When 竜王が世界を支配しようとしている時代に
Where ラダトームの城で
What 旅を
Why 竜王を退治するために
How 伝説の装備を身に纏って

実際は、別にロトの剣とかロトの鎧とか無くても、竜王は倒せるみたいですが、その後伝説的なゲームシリーズになるドラゴンクエストは、5W1Hで見ても、シンプルで非常にわかりやすい物語でした。

この骨子にダンジョンに幽閉された姫を救うエピソードや、暴走して見境がなくなってもなおメルキドを守護するゴーレムなど、随所にわかりやすいエピソードが入っていました。

ストーリーのわかりやすさは安心感につながります。一方で先の見えないストーリーは不安になる反面緊張感があります。

物語のテーマを隠して伏線を張り最後に明らかに

ドラゴンクエストはゲームをやり始めてすぐに、狭い海を挟んで目の前にある竜王の城を目指すという目的が明らかでした。ゲームだとそれでも主人公を成長させる楽しみや、竜王の姿を想像する楽しみがあります。

しかし、小説のような物語だと先が見えてしまってつまらないと感じてしまうかも知れません。複雑なストーリーになると、本来のテーマの前に当初の目的のようなものがあり、それをクリアすると本来のテーマが見えてくるといった作りになっているものが多い気がします。

 

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