詩織氏が主張する山口敬之氏レイプ疑惑についての記事の3つのコメント欄を検証する

レイプ被害者の女性が顔と実名を公表して会見

きっかけは忘れましたが、このニュースを見て非常に驚きました。

性的被害でTBS元支局長を告発した詩織さん、ホテルの防犯カメラ画像を確認したことを主張

普通は、レイプ被害者というのは泣き寝入りするイメージですが顔と実名を公表して会見に臨み、相手を名指しで批判しているのです。

この記事を見た最初の印象は、勇気があってすごい女性だというものでした。卑劣なレイプ犯は相手が泣き寝入りすると思ってたかをくくっていたのだろうけど、こんなふうに大事にしたらもう逃げることはできないなと思いました。

記事のコメント欄の意見が大きく割れている

ところが、記事のコメント欄を見てみると詩織さんのほうが悪いのではないか、相手の山口氏は嵌められたのではないかといった意見や、山口氏が嵌められたとまでは言わないが、詩織さんの会見は不自然といった意見が意外なほど多かったため、コメント欄に書かれている情報がどの程度信憑性があるのか調べてみたくなりました。

コメント欄の主張①ハニートラップ

ハニートラップなのではというコメントが多数ありましたが、明確な証拠は無く憶測の域を出ていません。民進党との関係が書かれていますが、2年前からハニートラップを仕込むのは無理がある気がします。

民進党が彼女を利用してという可能性もあり、彼女自身がハニートラップを意図的にやっていなかったとしたら、このコメントは完全にセカンドレイプになってしまいます。

このため、ハニートラップかどうかわからない段階でこのようなコメントを書くのはどうかと思います。違った場合はセカンドレイプという酷いことをしていることになる一方で、合っていたとしてもクイズに正答した程度の自己満足を得られるだけなためです。ハニートラップという印象操作を狙っているのではないかと訝りたくなります。

コメント欄の主張②共謀罪

会見中に共謀罪について触れたことで、民進党の差し金という主張が非常に多かったのですが、今いくら会見の動画を探してもテレビ番組のまとめや素人の人のテキストベースの動画ばかりで、詩織さん本人が共謀罪について触れた部分は見つけられませんでした。

色々な記事を見ていると、共謀罪に触れた理由として、共謀罪が審議に割り込んできたために、性犯罪の法律改正が後回しになってしまったからという話もありました。

こういう話は、前後の文脈を無視してことさら誇張して流布されるケースがあるので、できれば本人の会見の全文が知りたいです。

コメント欄の主張③苗字

詩織さんは苗字が通名で在日の人という主張がありましたが、いくら探してもソースにたどり着きませんでした。インスタグラムにあったと書いてあったので、他の方のブログで見つけた詩織さんのインスタグラムを見てみましたがわかりませんでした。

Twitterのハッシュタグにもなっているようですが、ハッシュタグをまとめたツイートを遡ってみていっても、ソースにたどり着けませんでした。

山口氏は潔白なら堂々と表に出たほうがいい

山口氏は今のところFacebookでコメントしているのみで、表に出てきておらず、表に出てる詩織さんのほうに分がある気がします。

なぜ今頃という話について、安部政権を攻撃するためという話があります。攻撃材料であったとしても、実際に性行為は行われたことは間違いないようですし、その性行為が本当にレイプだったということであれば、攻撃材料だから詩織さんが悪いということにはならない気がします。

また、詩織さんについている弁護士が民進党の息がかかっているという話もありますが、これについてもだからといってレイプされていないということにはならず、民進党の策略とレイプは別の話だと思います。

争点はレイプだったのか、合意の上だったのか、どちらが嵌めたのかといったところかと思います。色々な記事をよんでみて個人的には上からの圧力のようなものはどうやらなさそうな気がしています。政争の道具として使われてしまっている可能性はありますが、その点についてはあまり興味が無く、真実はどうなのかが明らかになってほしいと思います。

 

 

 

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