オンラインのゲームをやっていて感じること
オンラインでゲームをやっていると、必ずしも別のプレイヤーとコミュニケーションをとる必要はありませんが、コミュニケーションの密度に比例してプレイヤーとしてのスキルが高くなるのを感じます。
オンラインのゲームにはいろいろなタイプがありますが、コミュニケーションとプレイヤースキルが比例するというのはどのゲームでも変わりません。
もちろん、プレイヤー本来のスキルの伸びしろがあるので、コミュニケーションを密にとる下手なプレイヤー、コミュニケーションを全くとらない上手いプレイヤーというのはいますが、同じプレイヤーであれば他のプレイヤーとのコミュニケーションが密であるほどゲームのプレイスキルが上がっている印象です。
なぜ、コミュニケーションがスキル向上に役立つのか
では、なぜコミュニケーションがプレイヤースキルを向上させるのでしょうか。そこには大きく2つの理由があると考えられます。
理由①自分で発見していない情報を入手できる
一人でゲームをプレイしている時に比べ情報量が格段に増えます。プレイヤースキルを向上させる情報として、①困っている、解決方法が見つかっていない問題に対して、答えを持っているプレイヤーから情報を得る事で問題を解決できるというのがあります。コミュニケーションをとるプレイヤーが増えるほど、自分が困っていることに対して答えを持っているプレイヤーに出会う確率が上がります。こうして、自分一人で解決するには時間を要する問題の解決までの時間が短縮されます。
もう一つ、②自分が問題ともなんとも思っていなかった問題の存在に気付くことができるというのも大きいです。自分のプレイヤースキルが低すぎて、問題どころか、そもそも解決不可能と思い込んでいたことについて、誰かが悩んでいたり、情報を提供してくれていたりする事で新たな気付きを得ることができます。そういった問題は、プレイを進めるに連れて自分ひとりでも気付くことになるのかもしれませんが、先に知っておく事でより効率的なプレイが可能になります。
理由②競い合ったり協力し合うことでゲームへのモチベーションが上がる
一人でやる分には、途中でゲームをサボっても適当なプレイをしていても誰に迷惑をかけるわけでもないので、プレイが適当になりがちです。「忙しいから最近やる時間が無い」というのはゲームをやっているとよくある話ですが、これはやる時間が無いというよりは、ゲームへのモチベーションが下がり、優先順位が下がっているのが原因であることも多々あります。
ところが、コミュニケーションを密にとるプレイヤーがいると、相手に負けたくない、相手に迷惑をかけたくない、他のプレイヤーに頼られる存在になりたいといった動機が生まれ、プレイに熱が入りやすくなります。
こうして、コミュニケーションを密にとる人ほど、プレイヤースキルが自然と上がっていきます。
趣味・ビジネス、他でも同様の話
この話は、ゲームに限らず趣味であったり、ビジネスであっても同様のことが言えると思います。人付き合いが苦手だからと、コミュニケーションをとることを避けているとなかなか上達するのは難しいかもしれません。
ただ情報を貰うだけというわけには行かない
ただし、この話には留意点があります。最初にある程度自分一人でがんばる時間が必要ということです。全くの素人では相手の話についていけませんし、おいおい上達することになるとしても「こいつは何もわかっていない」という最初の印象はなかなか拭うことができなくなります。
ある程度初心者にアドバイスできる程度にはゲームを理解してコミュニティに参加するなどして情報交換をするとゲーム(趣味や仕事も含めて)が上手くなると思います。