夕日を見るラムザとディリータ
夕日を見ながらラムザとディリータはティータの身を案じます。ディリータは平民と貴族の違いを痛感し、自分は持たざるものだと嘆きます。
ラムザはそんなディリータを慰め、二人で昔お爺さんに教えてもらった草笛を吹きます。
ミルウーダの最期
逃走中のミルウーダ率いる部隊はラムザの部隊と遭遇します。部隊内ではあきらめて投降したほうがいいのではという意見も出始めますが、ミルウーダは捕まったら処刑されると強硬に投降という選択肢を拒みます。
ディリータは戦闘中ミルウーダにティータの行方を尋ねます。ミルウーダはティータをベオルブ家の娘であるアルマと勘違いしており、ディリータはティータはベオルブ家と関係ないため返して欲しいと訴えます。
ミルウーダは返答として、貴族が平民から奪ったすべてのものを返してくれるのかと問いかけます。当然返してもらえるわけはないため、ティータの解放も断ります。
ミルウーダの部隊はラムザの部隊に負け、ラムザはミルウーダに投降を呼びかけますが、ミルウーダは投降を拒否し死ぬまで戦います。ミルウーダの死体を前に平民のディリータは「俺はいったい何者なんだ」と嘆きます。
誘拐されたティータの前で
ウィーグラフはティータを誘拐したことについて、誘拐したゴラグロスに詰問します。ゴラグロスは逃げるために仕方なかったといいますが、ウィーグラフは逃げるだけならば途中で解放できたはずと納得しません。
ウィーグラフはゴラグロスもギュスタヴと同じ卑怯な手を使うつもりなのではないかと疑いますが、ゴラグロスは人質は北天騎士団に包囲されているという窮地を打開する切り札になると主張します。
ウィーグラフは、人質を盾に逃げる所などなく、むしろ正々堂々戦って華々しく散る事で、一石を投じることに意義があると考えています。ゴラグロスは犬死するだけだといいますが、ジークデン砦に残る残存部隊と合流できれば一矢報いることはできるとウィーグラフは希望を捨てていません。
そんな中、ウィーグラフ達にミルウーダが討ち死にしたとの一報が届きます。ウィーグラフはジークデン砦に撤退することを決め、ティータを置いていこうとしますが、思いのほかラムザたちの部隊が現れるのが早かったため、ウィーグラフ自ら足止めを買ってで、ゴラグロスたちの撤退の時間を稼ぎます。
ラムザvsウィーグラフ
ディリータはウィーグラフにティータが自分の妹でベオルブ家と関係ないため解放してほしいと訴えますが、ウィーグラフはティータもベオルブ家と無関係ではないと主張します。
ただ、ティータの解放はそもそもウィーグラフも考えていたことであり、自分を倒して取り戻してみろといいます。
ウィーグラフもラムザの部隊に敗北し、ウィーグラフに投降を促しますが、ウィーグラフはラムザには決定権がなく、ラムザの兄達は決して骸旅団を許さないと考えています。
ウィーグラフは白獅子ラーグ公と黒獅子ゴルターナ公が覇権を争っていることを知っており、ギュスタヴがエルムドア侯爵を誘拐したのはラーグ公とラムザの兄ダイスダーグであることを暴露します。
ラムザはベオルブ家の人間がそんな卑怯な手を使うはずはないと信じませんが、ウィーグラフは自分の目と耳で確かめろと言い放ち逃走します。
ティータは解放されずジークデン砦へ
ウィーグラフ撤退の後、ティータが監禁されていた場所を探しますが、ティータはいませんでした。ラムザはディリータにジークデン砦に行けばいるはずだといい、ジークデン砦に向かいます。