物語によく出てくる恋愛の要素の4つのパターン

物語に恋愛は必須?

物語にはかなりの頻度で恋愛の要素が入っています。恋愛を中心のテーマにする物語はもちろんですが、恋愛が中心ではない前の記事で紹介した成長をテーマにした物語でも恋愛の要素が入っていない物語のほうが圧倒的に少ないと思います。

それだけ、恋愛の話は面白く、人の興味を引くテーマだからだと思います。ただし、恋愛は成就するまでがハラハラさせられ面白いと言うこともあり、物語の途中の段階では恋愛が成就する手前の状態で維持されることが多いと思います。

主人公とヒロインの恋愛が基本ですが、そのパターンについてまとめてみました。

パターン①主人公は無関心、ヒロインが一方的に好き

主人公が恋愛に興味がなく、ヒロインは密かに主人公に思いを寄せているものの気付いてもらえないパターンです。男性向け物語に多いパターンだと思います。

この場合、主人公が恋愛に目覚め、ヒロインのことを好きだと自覚する事で成就するため、物語の製作者が比較的好きなタイミングで恋愛を成就させることができます。

パターン②主人公もヒロインも相思相愛

まあ、最終的には全てこのパターンに落ち着くわけですが、当初からお互いにお互いを好きだと自覚しているパターンです。

このパターンが難しいのは、相思相愛と自覚しているならすぐに恋愛が成就してしまい、恋愛が成就するかどうかのハラハラ感の演出ができないという点です。そこで、相思相愛だけど恋愛が成就できない何らかの障害を仕掛けとして作る必要があります。

パターン③主人公がヒロインを好き、ヒロインはそうでもない

私の中でこのパターンの代表はルパン三世です。主人公は女好きでいろんな女性に声をかけるタイプだけど、本命はヒロインみたいな物語によく出てくると思います。

ヒロインが主人公を受け入れれば成就しますが、主人公に何らかの難があるため、ヒロインも受け入れられない状況が物語の中で長く続くパターンが多いようです。いい感じになっても、すぐ主人公のぼろが出て元の状態に戻るなどします。

パターン④両方嫌っている

これは意外と多いパターンで、お互いがお互いのことを嫌いというところから始まるパターンです。これは、面白さが落差に依存しがちということに関係していると思います。

嫌っている=意識しているというパターンで、ふとしたことをきっかけに相手のことを見直し、急速に接近するというのがセオリーな気がします。

他にも色々なパターンや時間軸で変わるなど考えるともっとあると思いますが、代表的な関係は上記のようなパターンかと思います。

 

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