正しい選択は正しい結果になるとは限らない

正しい選択と正しい結果の関係

もし「この選択は正しかったよ、だって正しい結果になったじゃないか」という言葉は一見違和感がないですが、間違っています。

例え正しい結果になったとしても、選択自体が間違えている可能性があります。

伝説のトレーダー集団 タートル流 投資の黄金律では、選択と結果には4通りのパターンがあると言っています。

1.選択は正しかったが、もろもろの要因により望ましい結果にならなかった

2.選択は間違っていたが、ラッキーなことに望ましい結果になった

3.選択は正しく、結果は望ましかった

4.選択が間違っており、結果も望ましくなかった

正しい選択をすれば、必ず正しい結果になると思いがちです。これは、中長期的にはそうなると思います。努力は必ず報われるというのは、正しい選択を繰り返せば、時に望ましくない結果になるとしても、総合的に見れば望ましい結果にたどり着くと言うのを表したものです。

しかし、短期的には必ずしも正しい選択が正しい結果をもたらすとは限りません。

正しい選択が正しい結果になるとは限らない例

これは投資でよくある話です。勝つ確率が高い局面で投資した場合に、運悪く失敗することは、ごく当たり前にあります。

しかし、勝つ確率が高い局面で投資し続けなければ資産を増やすことはできません。この「勝つ確立が高い局面で投資する」という選択は正しいですが、負けると言う望ましくない結果になることも普通にあります。

日常でも、人に親切にすることは正しい選択だと思いますが、運悪く親切にたかるような人に捕まってしまい嫌な思いをすることもあります。だからと言って、親切にしないことが正しい選択とはいえません。

結果だけをみて判断してはいけない

投資はある程度成功する方法が確立されており、結果が悪かったから選択も間違っていたと考えるのは早計です。先人の成功法を真似たはずなのに、結果が上手くいかず、勝手なことをして失敗するというのはよく聞く話です。

なぜ、悪い結果になったのか原因を考えてみると、選択そのものではなく、その時には持っていなかった情報により上手くいかなかったという可能性があります。

その場合は、次回以降も選択を変える必要はありません。

もし、選択が間違っていたのか正しかったのかわからなかったら、次は別の選択肢を選んでみるというのも一つの方法ではあると思います。

進撃の巨人のリヴァイ兵長の言葉に全て集約されます。

「俺にはわからない ずっとそうだ…
自分の力を信じても…
信頼に足る仲間の選択を信じても……

結果は誰にもわからなかった…」

 

 

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