強い味方と逆境のバランス。戦争モノ物語の難しさ

シミュレーションゲームのプレイ動画を見て思うこと

シミュレーション動画のプレイ動画は結構好きです。自分でやらなくなって久しいですが、シミュレーションゲームは一番好きなジャンルかもしれません。

面白いシミュレーションゲームの動画は、圧倒的に不利な状況からスタートします。宿命として、終盤はぬるい展開になってしまうのは仕方ないとして、序盤の圧倒的不利な状況を覆していく様子が一番見ていて面白いです。

強いキャラが味方になることによる功罪

シミュレーションゲームのうち、光栄が制作しているような戦国時代や三国志の時代をベースにしたゲームは、ゲームが一気にヌルゲー化するほどの力を持った武将が存在しており、そういった武将が仲間になるとその瞬間はかなり盛り上がりますが、それによって物語の逆境の状況がなくなってしまい、物語としての面白さが半減してしまう可能性があります。

一方で、使い方が上手ければ、敵に攻められて絶体絶命の状況で救援に入る頼もしい味方という演出で物語を盛り上げることができたりします。

シミュレーションゲーム動画の物語の流れ

シミュレーションゲームの物語は比較的共通した流れをたどります。まずは、圧倒的不利な状況、そこから拠点を一つ二つ陥落することによって強力な味方が徐々に集まってくることで、絶望的な状況に一条の光が差し込みます。

序盤の見せ場はこの最初の拠点を陥落させるところにあります。そして味方が増える事で、内政が充実していき、近隣の中規模勢力と対等に戦えるようになります。

序盤の不利な状況を普通の状況にもっていっている間に、ゲーム内最強の勢力は着実に勢力を伸ばしていき、全土の半分ぐらいを占領してしまいます。

ここから、中規模勢力を併呑しつつ最強の勢力と渡り合う規模まで成長してイクところが、中盤から終盤の見せ場になります。

ただ、やはり中規模勢力まで成長すると序盤よりも多方面に目を向ける必要があり、物語としてはわかりにくくなりますし、大味になってきます。見ているほうも、序盤ほどの興奮はありませんが、ここまで見た以上最後まで見届けたいという気持ちがあるので、例え大味だと思っていても最後まで見ようと思います。

 

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