テキストを補完する脳の力を利用する。心が豊かとは。

昔のゲームの動画を見ていて思うこと

昔のゲームといってもファミコン時代ほど昔というわけでもなく三国志Ⅸですが、今見ている動画は以下の動画です。

シミュレーションゲームの動画で面白い動画というのは、物語性があります。この動画の独自性として、アニメのキャラクターが武将として登録されており、有名アニメのキャラクターが武将として戦います。

アニメのキャラクターについては、私も知っているキャラクターが多数いますが、知らないとしても能力値や流れるコメントで大体どんなキャラクターかわかります。

この動画を見ていて、大体どんなキャラクターかわかるというのは結構大事なことだと思いました。例えば、このキャラクターは猛将タイプだとか、知将タイプだとかその程度の事でいいのですが、一旦そういう印象で見ていると、的として対峙した時にどれぐらいまずいかとか、結構余裕だとか、そういったことが感覚的にわかります。

単純な描写の裏に脳内で補完されるドラマ

三国志Ⅸは、動画にしやすいゲームだと思います。必殺技のような演出や頻繁に起こる一騎打ちが、単調な内政と戦争の描写に見せ場を作ってくれるためです。

この動画では冗長になりがちな内政シーンは全てカットされ戦闘のシーンのみが動画化されています。当初から敵に回っている武将がいくら捕らえても裏切って敵に回ったり、最初のほうからてこずらされている武将に終盤までてこずらされたり、偶然なのかそういう演出になるまで撮り直しているのか、どちらにしても展開として面白いです。

特に、当初の強大な敵対勢力だった孫策軍が執拗に敵に回り、滅ぼされても敵国の武将として登場してきたりするところや、孫策軍配下に入った御坂美琴(アニメ「とある魔術の禁書目録」外伝「とある科学の超電磁砲」主人公)の序盤の敵としての存在感がすごかったです。

動画としては、単純にゲームで一騎打ちやスキル発動の画面が表示されているだけですが、三国志のような戦記物のマンガやアニメの表現が脳内で再現されます。実は、この脳内で想像する余地があるというのは人が面白いと感じさせる重要な要素なのではないかと思います。

 

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