愛とはなにか。明日の約束を見て考える。

ドラマ明日の約束をチラ見する

普段テレビはあまり見ませんが、明日の約束というドラマをチラ見しています。しっかり見ているわけではないので、話の大筋しかわかりませんが、テーマは母親の執着というか愛というかそういったものであることはなんとなくわかります。

物語は、ある男子高校生が自殺し、その高校生に異常に執着している母親が主人公のスクールカウンセラーと絡みながら学校を追い詰めようと画策するものの、実は自殺の原因はその母親なんじゃないか?という雰囲気を醸し出しつつ徐々に真相が明らかになっていくという物語のようです。

一方で、サブプロットとして主人公と母親の異常な関係も徐々に明らかになっていきます。明日の約束として子供の頃から子供の意思を無視した要求を交換日記の形で突きつける母親。主人公はその母親の理不尽な要求に耐えて、自分の希望する道を選んでスクールカウンセラーとなった経緯があります。

親の愛とは何かについて考えさせられる物語

主人公は母親の身勝手な要求に従わざるを得なかった過去があることから、自殺した高校生の母親にも同じ匂いを感じています。

親は子供の幸せを当然願うものですが、どうすれば子供が幸せになると思っているのかは人それぞれです。親が自分を完璧だと思っており、完璧な自分の言うとおりに動けば子供は幸せになると考えている場合、子供にとって最悪の事態になります。

子供をよく観察していると、言葉もしゃべれない小さい頃から、自分は一個の人間であると思っており、大人と対等だと思っています。小さい頃は自我がなく、他人も自分と同じように考え感じる存在であることを直感的に理解していないものの、自分の意思に他人を従えたいと思っていますし、無理に何かをさせようとすると反発します。

これは本能であり、少し大きくなって理性で感情を抑えられるようになってくるにつれ、親の言うことに渋々でも従うようになりますが、内心は小さな子供の時同様、自らの意思で行動したいと思っています。

親はなぜか、子供の頃自分が親に無理やり何かをさせられることがどれだけ嫌だったかを忘れてしまったかのように子供の意思を無視して強制してしまうことがあります。それは経験から同じ失敗をさせたくない等の事情があるのかもしれませんが、子供は結局同じ失敗をするまで納得できないのが常です。

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