自らが強くなる物語。レベルアップパターンと装備強化パターン。

RPG的な物語に共通する強化の要素

もともと弱かった(ある程度強かったとしてもより強い敵に囲まれている)主人公が徐々に強くなり、最終的には最強の敵を打ち倒すという展開の物語は多々あり、特に少年漫画では一般的な展開になります。

強化のパターン

この強化のやり方にはいくつかのパターンがあり、RPGの強化パターンを踏襲していると思います。一つは、レベルアップと同じパターンです。つまり、経験をつむ事で少しづつ強くなっていくというパターンです。

①レベルアップパターン

レベルアップパターンは、非常にゆっくり成長することから自分自身の成長に気付かず、一定期間が経過して、知らないうちに非常に強くなっていることに気付くというケースが多い気がします。

このパターンでは、一定期間修行したとか、旅を続けたとか、ある程度の期間が経過したという描写がはさまれ、レベルアップしている間の時間経過を飛ばすという手法も一般的です。

②装備強化パターン

もう一つのパターンとして、道具が強化されるパターンというのがあります。RPGでもより強い武器や防具を手に入れる事で、自身を強化することができますが、伝説の武器や防具を手に入れるとか、今までぼろぼろだった道具を新調するとか、そういった成長の方法があります。

道具が強化されるというのは、レベルアップパターンに比べて短期間に強化されます。道具の入手前と入手後でいきなり強さが変わります。これも、道具自体に神がかった強さがあればいきなり強くなりますが、道具を使いこなすために訓練が必要といったようなレベルアップパターンとの複合技もあります。

RPG的な物語も比較的長さを調整可能

弱者が努力して強くなり、今まで敵わなかった相手に打ち勝つことができると受け手にも達成感を与えることができます。このような物語展開は次から次へとより強い敵を出現させる事で延々成長させ続けることができますが、サザエさんや三丁目の夕日のように特に成長が無い日常を描いた物語に比べると、強くし続けるという制約があるためいつかは限界が来ることになります。

 

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