ヴェルダン王国国境戦
ユングヴィ城を解放し、領内の敵兵を掃討したことにより、ヴェルダン国境にあるエバンス城を守備していたゲラルドは、反撃すべく落としていた橋を修復して打って出ます。
レックスとアゼル
進軍中、北方から援軍として参加したレックス隊とアゼル隊と合流します。レックスはアゼルに無理やり連れてこられたといい、父でドズル家当主であるランゴバルト卿はこの事を関知しておらず、レックスの独断で来たとのことです。そもそも、シアルフィ家とドズル家は王子友好派と敵対派で犬猿の仲であり、もし知ったら許してもらえるはずもありません。レックスはあくまでアゼルを助けるために来たようです。とはいえ、敵のヴェルダン軍をよく思っているはずも無くシアルフィ軍には従うつもりです。
アゼルもヴェルダン侵攻の報を受けて、独断で援軍に来たようです。兄のアルヴィス卿からは、王都バーハラを離れるなときつく言われていました。アゼルは兄を恐れており、側にいると息が詰まりそうになるし、できの悪い弟なので足手まといに思われているのではないかと思っています。アゼルはシグルドに兄とは違う居心地の良さを感じています。
アルヴィス卿の訪問
その時、北方から中立派ヴェルトマー家当主の賢者アルヴィス卿が国王の指示に従い様子を見に来ます。アルヴィス卿から見るとシグルド軍は手こずっており、その程度の男かとつぶやきます。アルヴィス卿は炎の聖戦士の家系の当主だけあって、強力なファラフレイムという魔法を使うことができ、現時点では圧倒的な戦力を有しています。また、賢者は回復魔法も使うことができます。
アルヴィス卿はシグルド隊に接近し、シグルドに声をかけます。国王の指示の下、様子を見に来たこと、国王に銀の剣を渡すよう言われていることを伝えます。シグルドはアルヴィス卿に国王に感謝していることを伝えて欲しいと言います。
アルヴィス卿の弟のアゼルがシグルド軍に参加していますが、アルヴィス卿にそのことについて問われると、黙ってきたようだが追い返せなかったと謝ります。アルヴィス卿は無事ならいいといって、アゼルの参加を黙認してくれます。アルヴィス卿にとっては異母兄弟ですが、大事な弟のようです。
シグルドは戦いが終われば戻るように説得することを約束し、アルヴィス卿と別れます。アルヴィス卿は王都バーハラの守備のため戦闘に参加はできないようです。
