50代でサブスリー?マラソンに挑戦することで見えてきたもの。

マラソンに挑戦して感じた事

1月28日にマラソンに初めて挑戦して、それまで想像の世界だった42.195kmの世界が分かるようなりました。30kmを超えたあたりから普通のジョギングでは全く気にする必要がないことが、非常に重要なポイントになってきます。

普通のジョギングでは給水に失敗して脱水症状になることやエネルギー補給がうまくいかずエネルギー切れを起こすこと、また足が限界にきて前に出なくなっても走る続けなければならないなどといったことにはなりません。

「走る」ことについて改めて考える

そのような問題が生じることで「走る」という行為について真剣に考えるきっかけになります。走るスピードを決めているのは、ストライド(歩幅)×ピッチ(ペース)になりますが、最初から飛ばしすぎれば後半のスピードは落ちます。前半セーブしすぎても不完全燃焼でトータルのスピードは最大になりません。最適なエネルギー配分で後半できるだけペースを落とさない範囲で前半を頑張る必要があります。

そういったエネルギー配分の問題もありますが、そもそも一歩あたりに使うエネルギーを減らすことができれば、全部で4万歩以上あるマラソンでは4万倍以上の効果を得ることができます。

一歩あたりの消費エネルギーを減らすためには、エネルギーを最大効率で前に進む力に使うという、走り方(ランニングフォーム)の問題と、42.195kmを運ぶ体の重さをできるだけ軽くするという体重の問題を解決する必要があります。

体重はできるだけ筋肉を減らさずダイエットをしていくとして、ランニングフォームは修正できればパフォーマンスが大きく改善する可能性を秘めています。

ランニングフォームについて参考に読んだ本

インターネットでランニングフォームについていろいろと調べていると、漫画家のみやすのんきさんがなんと50代でたった1年半でサブスリーを達成したという記事を目にしました。その経緯を本にした「走れ!マンガ家 ひぃこらサブスリー」という本をさっそく買って読んでみましたが、非常に面白くて一気に読んでしまいました。

走る動作を細かく考える

足の力というのは、体の重心の真下から垂直に押し上げるというのが一番強いので、走る時も足が地面につく瞬間は体の重心(体そのものと微妙にニュアンスが違います)がその真上にあるのが理想のようです。そして、足で真上に押し上げるような感じで走ります。体は常時前に進んでいるのでそうすることで実際には体は斜め前に進むようです。さらに、急いで反対の足を引き付けて体の重心の真下に置き、押し上げる。このとき、ひざから下の力は抜けており、使う筋肉はお尻と太ももの裏の大きな筋肉を使うことで、楽に足を動かせるという風に理解しました。

漫画家ならではの人の体の動きをビジュアル的に観察しており、挿絵も自分で描かれていてわかりやすいと思いました。何より、スペック的には陸上経験があるわけでもなく普通のどちらかというと運動が苦手な人であるにもかかわらず50代でサブスリーを達成されているというのが本当にすごいと思いました。

マラソンに興味がある方は一度自分である程度走って、走ることについてあれこれ考え始めた頃にこの本を読むといいと思いました。

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