【ネタバレ注意】戦場のヴァルキュリアのストーリー1。モデルは冬戦争?現実にあったかのような戦争記

戦場のヴァルキュリア

戦場のヴァルキュリアはセガより2008年4月24日に発売されたPS3のゲームで、第二次世界大戦のような世界観のシミュレーションRPGになります。連邦(西ヨーロッパ諸国のような国の集まり)と帝国(ロシア(かつてのソ連)含む東ヨーロッパ諸国のような国の集まり)の間に挟まれた小国ガリア公国が帝国からの侵攻に勝つまでの7ヶ月の過程が描かれるというのが話の大筋になります。

征暦(せいれき)1935年

ヨーロッパ大陸という現実のヨーロッパとよく似た形の大陸が、連邦と帝国の二つの大国によって分断されています。帝国は皇帝を頂点とした専制君主国家で正式名称を東ヨーロッパ帝国連合といいます。連邦は、王政を廃した共和国国家の連合体で正式名称は大西洋連邦機構です。

征暦1935年、この2大国が鉱物資源ラグナイトをめぐり開戦します。この戦争を第二次ヨーロッパ大戦といいます。

戦力は帝国軍のほうが強いようで、国境を越え侵攻を開始したのは帝国軍のほうです。軍事的に優位にある帝国軍は連邦以外の周辺諸国にも戦線を拡大します。そのひとつがガリア公国という、帝国と連邦の中間にある武装中立を掲げる小国家です。

帝国は、ラグナイト資源が豊富にあるこのガリア公国にも宣戦布告し進撃を開始します。

国境の町ブルール

征暦1935年3月、帝国との国境に近いブルールでは人々が脱出すべく街を離れようとしています。そこに、人の流れに逆行して町に向かおうとする青年がいます。この道を通るのは3年ぶりだと懐かしがっています。

その青年がふと脇を流れる小川に目をやると魚が泳いでいます。青年はその魚を見て驚いて目を輝かせます。ヒカリマスという魚で、もうそんな季節かと感心しながら夢中でヒカリマスをスケッチし始めます。大荷物を持った道行く人々が不審そうな目で青年を見ながら足早に町を離れていきます。

次の瞬間、女性から背中に銃を突きつけられ、動かず両手を挙げるように言われます。両手を挙げて振り返ると若い女性が銃を構えています。名を名乗るように言われ、青年はウェルキンと答えます。青年が女性について質問すると、ブルールの自警団と答えます。女性は分隊長のアリシアと自己紹介します。

最近、帝国のスパイが徘徊しているとの情報で見回りをしており、ウェルキンがスケッチをしていたのがあからさまに怪しかったため声をかけたようです。ウェルキンが慌てて魚のスケッチをしていただけだと説明すると、アリシアは一瞬笑いますが、このご時勢に結構ですことと皮肉を言います。そして詰所に連行します。

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