体全体を一つの目的のために動かす。持久力スポーツにおける重要なポイント

トライアスロンをやるにあたって気にしていること

マラソンでもそうですが、スイムやバイクがあるトライアスロンの全ての種目に言えるのは、「いかに体力を使わずに前に進むか」というポイントです。人間の体は前に進むだけならあまり筋力を使わずとも進めるようになっていると思います。

というのも、筋力を使っていると、どこかのタイミングで力が急に入らなくなるからです。懸垂や腕立伏せをやっているとわかると思いますが、最初はしっかりできますがあるとき、できなくなる瞬間が訪れます。一度できなくなるとちょっとやそっと休んだぐらいでは回復しません。


 

例えば走ったり泳いだりする時に、足や腕の筋肉を酷使して前に進もうとしていると、筋肉が急に動かなくなり突然ペースが落ちることになります。この状況に陥るのを防ぐためには、①そもそも筋力を使わない、②どうしても筋力を使う必要がある場合でも最小限に抑えるという行動を突き詰めていく必要があります。

全ての動きは腰から始まる

マラソンに関しては間違いなく骨盤を前後へ振り子のように運動させることが起点となり、足がその動きについてくることで走るのが一番筋力を使う必要がなく楽です。この動きをよりダイナミックにするために肩甲骨を骨盤の動きに連動させることができればストライドが伸び楽に走れるようになります。

肩甲骨は動かしますが、肩をあまり揺らすと体力を使ってしまいます。そこで肘より先を回転させるか左右に振る事で肩甲骨を動かしリズムを取るようになります。加速するためにお尻の周りの筋肉を使いますが、ほとんど力を使わずに前進することができるようになります(心肺の問題はまた別です)。

バイクも同じように骨盤を意識して自転車を漕いだほうが楽な気がします。これも肩甲骨を骨盤に連動させる意識で体全体を使って自転車を漕ぐ感じになります。

スイムは他の2種目と異なり、足ではなく腕を使って前に進みますが、この場合も腕だけで泳いでいるのではなく骨盤を意識する必要があると思います。私は小学校の頃から水泳をやっており、意識せずとも自然と楽に泳げるのですが、体全体を使って前に進んでいる感じはあります。

このように、体全体を使って前に進むという意識が最終的に早く完走できるかどうかが重要になります。

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