シレジアに帰城するレヴィン
シレジア城に戻ったレヴィンはラーナに挨拶をしにいきますが、ラーナはやっと約束が守れるようになったかと子ども扱いします。ラーナはマーニャももういないのだから大人になって安心させて欲しいといいます。
レヴィンはもう二度と側を離れるようなことはしませんといいますが、ラーナはその言葉を聞けただけで十分だからシグルドを助けるようにいいます。
そして、今こそ聖なる風の魔道書フォルセティを委ねる時だとレヴィンにフォルセティを授けます。そして、レヴィンを追い出すように送り出します。レヴィンが去った後、切ない思いでレヴィンを見送ります。
ザクソン城制圧
ダッカー公を撃破し、ザクソン城を制圧したシグルドの下にラーナが祝福に訪れます。ラーナはこのままシグルド軍にザクソン城に駐留して欲しいといいます。ザクソン城東のリューベック城をランゴバルト率いるグランベルの大軍が占拠し、そのままシレジアに攻め込んでくる勢いとのことです。
シグルドは、ランゴバルトはシグルドを狙って軍を進めてきているため、シレジアを戦渦に巻き込まないようにこちらから討って出ると告げます。ラーナは勝ち目が薄いため止めようとしますが、シグルドの決意は固いようです。
ラーナはシグルドを止めるのをあきらめます。シグルドはラーナをまるで実の母親のようだったと慕い、名残惜しい様子を見せますがシレジアを後にしリューベック城を目指すことにします。
グランベル軍との決戦
ザクソンの東にあるリューベックに駐留するランゴバルトは父親の敵であり、敵討ちになります。ザクソン南東のフィノーラの街にはアルヴィス卿の部下魔道剣士ヴァハが、さらに南方グランベル北部のヴェルトマーにはアルヴィスの右腕とまで言われているアイーダ将軍が城を守っています。
さらに南西にある王都バーハラにはアルヴィス卿が国王アズムールを補佐し、レプトールが宰相として治安にあたっています。
シグルドは討伐軍を撃破しつつバーハラに向かうことを決意します。グラン暦760年早春の事になります。