人生とスポーツの共通点。最も大事なのは方向、次に強さ

スポーツをする事で気付く人生のポイント

6月10日の天草宝島国際トライアスロンに向けて練習中ですが、スイムとバイクは週末しか練習できないため、平日は10km走るか、Runtastic Resultをやっています。

走る頻度が一番多いため、やはり走ることについて一番考えていると思います。ただ走るだけであれば誰でもできるのですが、最終的にはフルマラソンを3時間切るぐらいのスピードで走りたいと思うと、できるだけ無駄な力を使わず前に進む必要があります。


「無駄な力を使わずに前に進む」という状況を作り出すには、二つのポイントが必要になります。

ポイント①:生み出された力が前に進むために使われること

走るときは地面に着地した瞬間に地面を足で押すことによって推進力が生まれます。この時、地面を押すのですから普通に考えれば上に向かって力が生じます。ところが、その力を骨盤や肩甲骨の動きによって前に向かうようにベクトルを変えます。そのためには、着地する位置やタイミング、接地から離地のスピード等体の動かし方が重要になります。

この体の動かし方が上手くなればなるほど、力は上に向かったり後ろに向かったりすることなく前に向かうようになります。

ポイント②:できるだけ楽に大きな力を生み出すこと

全ての力を前に向かうために使えるようになっても、力そのものが弱いと速く走れません。そのため、できるだけ大きな力を生み出す必要があります。しかし、大きな力を生み出すために筋力を使ってはすぐに疲れて走れなくなってしまいます。フルマラソンを想定した場合、フルマラソンの最初から最後まで安定的に出力できなければ瞬間的な力がいくら大きくてもトータルで見ると力の大きさは小さくなってしまいます。

楽に大きな力を生み出すには、体のなかでも大きな筋肉である大殿筋やハムストリングスを使って地面を押し、他の筋肉は極力使わない≒力を抜いて走る必要があります。また、押すというのも意識して地面を押そうとすると接地時間が長くなってしまうため、着地の時に体が反射的に力を入れてしまうという性質を利用して無意識下で押すことで楽に大きな力を生み出すことができます。

どちらも大事だがより大事なのはポイント①

この話は両方とも大事ですが、より大事なのはやはりポイント①です。ポイント①さえ極めていけばどんなに小さい力でもとりあえず前に進むと言う目的は果たせます。ポイント②だけだと下手をすると後ろ向きに一生懸命力を使ってしまうなど目的から遠ざかってしまう可能性すらあります。

人生との共通点

自分は一体どんな人生を歩みたいのか、そこがはっきりせずに、ただがむしゃらに努力すれば幸せになれるでしょうか。それがたまたま自分が望む方向と合っていればなれるでしょう。しかし、自分がどんな人生を歩みたいのかわからずにただ頑張れば必ず幸せになれると信じるのは幻想だと思います。

やはり、目標を見定めることが最も大事で、そこに向かって自分のできる無理のない範囲で努力すると言うのが幸せになる近道ではないでしょうか。

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