黒歴史を黒歴史で上書きする(8ページ目)。

中学生の頃の黒歴史小説の改善を考える

7ページ目の記事からの続きです。

まずは中学生の頃の小説をそのままテキストに起こしてみる

中学生の頃の小説の8ページ目を体裁を整えつつ打ち込んでみます。

「いてて…。お前ら!俺様を誰だと思っている」
茂みから出てきた小さな生き物は、今度は威張りだした。
「…インプですね…」
レイトはライクにそっと耳打ちした。
「ああ、あれが」
ライクもささやくように言葉を返す。そしてバークの方へ歩み寄り、
「バーク、あれはインプだそうです。ここはひとつあいつに従いましょう。そして、わざと捕まるんです」
とささやく。しかしバークは何も答えずニヤリと不気味な笑いを浮かべた。
(あっ、この笑いが出るときは大抵ろくなこと考えてないんだよなぁ。もう慣れたけど)
ライクが心の中でそう思ったのは言うまでもない。
「おお、これは申し訳ございません。こんな恐ろしい悪魔は見たことがございません。どうかお許しを…」
バークがそういうと、おかしな格好の小悪魔は有頂天になっていた。
(珍しいな)
ライクはそう思った。
しかしその直後に
(やっぱり…)
と思うようになるのである。
「……とでも言うと思ったか!このガキ悪魔が!」
と言ったと同時にバークは突進した。

物語としての修正点を考える

ライクはおらず、バークとライクのやり取りについては、修正後はレイトがバークに策を持ちかける形にします。ただ、レイトもミュサイも長い付き合いの中で、バークの性格はよくわかっており、結果についても予想済みという展開にしようと思います。

森の深部への行軍と魔物の初遭遇、今ならこう書く

今回はあまり進展がありませんが、このように修正します。

「いてて…。お前ら!俺様を誰だと思っている」
茂みから出てきた小さな生き物が立ち上がってふんぞり返っている。身長はレイトの半分ぐらい。頭に角のような突起があり、手には身長と同じぐらいの三叉の矛を持っている。
「インプね」
レイトがバークにささやく。
「わざと捕まって、アジトに連れて行ってもらおうよ」
その言葉にバークがにやりと笑う。
「おお、これは申し訳ございません。どうかお許しを」
インプに近づきインプの前に跪く。
「…なんていうと思ったか!雑魚が!」
と言ったと同時にバークは思いっきりインプを殴りつけた。
「まあ、そうなるわよね」
レイトはつぶやき、ミュサイはハンマーを手に取った。

次のページは初戦闘です。

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