ファイナルファンタジータクティクスの物語25【最終回】【ネタバレ注意】

アルマの葬儀

アルマの葬儀が開かれています。グレバドス教の神父が棺桶を前に祈りの言葉を捧げ、喪服を着た弔問客が棺桶を取り囲んでいます。

異端者となっているラムザは当然墓には入れてもらえず、ベオルブ家の兄弟は全て死亡し、三百年続いたベオルブ家の血筋は途絶えてしまいます。

弔問客が去った後、占星術師オーランとディリータに殺害されたはずのバルマウフラが墓にやってきます。そして、墓前でディリータがオヴェリアと結婚し、イヴァリースの新たな国王となったことを報告します。

後世に語られる英雄譚が誕生したことになります。オーランはディリータは本当はいいやつなのかもしれないといい、バルマウフラは、殺害されたと見せかけて逃がされていたことを明かします。

オーランはまた来ると言って去ろうとしますが、振り返り本当に死んでしまったのか?と墓に向かって問いかけます。

その時、墓の横をチョコボに乗ったラムザとアルマが通り過ぎたのでした。

オーランはラムザ達が生きていることを目撃しますが、ラムザ達は行ってしまいます。オーランは行ってしまったラムザ達のほうに向かってありがとうとつぶやきます。

その後、ラムザとアルマの姿を見た人はいませんでした。

人間は何に幸福を見出すのか、何のために今を生きるのか。何を残せるのか。ただわかることは、ラムザこそが真の勇者であった。とオーランは後に述壊します。

オーランは、見聞きした出来事を5年をかけて纏め上げ、デュライ白書として公開しますが、真相の暴露を恐れた教会に逮捕され、異端者として処刑されます。

その後数百年、デュライ白書は教会の手により隠匿されます。

数百年後の現在、近年発見されたデュライ白書の内容を若い世代のために伝え、異端者ラムザ、オーランの名誉を回復ようとブレイブストーリー(この物語)を著したアラズラム・デュライの言葉で、この物語は幕を閉じます。

 

さて、ブレイブストーリーの内容はここまでですが、最後に国王になったディリータとオヴェリアのエピソードとして、ゼルテニア城の教会跡に場面は変わります。

ディリータがオヴェリアを探しており、教会跡でオヴェリアを見つけます。オヴェリアは皆を利用し、オヴェリア自身も利用して英雄となったディリータを内心憎んでおり、誕生日だからと花束を持ってきたディリータを刺します。

そして、ディリータはラムザを見殺しにしたように自分を見殺しにするのだと決め付けます。オヴェリアの刃はディリータには届かず、ディリータはオヴェリアを刺し返します。

亡骸となったオヴェリアを前に、ディリータはラムザと自分の境遇を比べ、心の中でラムザに「お前は何を手に入れた?」と問いかけます。

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