FXブロードネットのトラッキングトレード。そのメリットとデメリット

初めて年間通して2年連続プラス

前回昨年、一昨年と収支がプラスになっている話をしましたが(それまでのマイナスを考えると全然マイナスだと思いますが)、2年連続プラスで終われたのは投資人生で初めてだったと思います。

ちょこちょこ利益が出ることはあっても、損切が遅れて大損するというよくある負け方をしていました。

手ごたえを感じた自動売買ツール「トラッキングトレード」

そんな中、これはいいと思ったのがFXブロードネットのトラッキングトレードです。
ある程度口座にお金を入れておけば、資金量にあわせて自動で注文を出し続けてくれます。ただ、勝手に買い時とか売り時とかを売買サインから判断して注文を出すシステムトレードとは違って、例えば1ドル120円になったら買い、120.1円になったら120円で買ったものを売って、同じだけ買い。みたいに、単純にいくらになったら買う(売る)というものです。

詳しくはFXブロードネットのHPに載っていますので見ていただければわかると思いますが、一言で何がよかったかいうと、今までレンジ相場という横ばいの状態(例えば1ドル120円前後をいったりきたりしていて120円付近から離れない状態)の時には基本儲からなかったのですが、この方法だと儲かるということです。

これがかなり大きいわけです。というのも、相場は大半がレンジ相場だからです。今のドル円チャートを見ても1月ぐらいからずっと112円台から114円台をいったりきたりしています。このとき、例えば1月に113円で買いを入れていたとしても、2ヶ月経とうとしているのにほとんど儲けが出てないことになります。こういった状況でも、トラッキングトレードであればこつこつと利益を積み上げていきます。

トラッキングトレードは確実に儲かる方法ではない

まあ、どんな方法でも絶対はないので、100%確実に儲かるわけではありません。相応のリスクも負っています。例えば、大きく予想と反対に動くと多額の含み損を抱えます。それでも何円分ぐらいかは耐えますが、耐えられないレベルまで円高・円安が進めば大損です。レンジ相場の期間は長くなることが多いので、急激に円高・円安になったときには、すぐレンジ相場に戻るだろうと思うかもしれませんが、思っているより頻繁に大きく円高・円安になることがあります。

このような急激な円高・円安の局面では、トラッキングトレードは普通のトレードよりリスクを抱えていると思います。ただレンジ相場で儲かるため、精神的に楽というのと、適時にトラッキングトレードを解除することで利益を確定しやすいというだけです。

取引手数料の発生。トラッキングトレードのやめ時

そんなトラッキングトレードも、数ヶ月前からかなり多額の手数料を取られることになってしまいました。そろそろやめようかと思っています。トレード利益の4割を手数料で持っていかれているようなので、今後儲けを出すことは難しそうです。

ただ、申し込んでしばらくは手数料無料のようなので、手数料無料の間だけやってみるのはいいかもしれません。

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FXの儲かる仕組み

FXはかれこれ10年ぐらい前から始めたんですが、始めた頃のFX業界はめちゃくちゃでしたね。当時は今ほど規制が厳しくなくて、1万円で1万ドル買えたりしてました。

どういうことかというと、例えば10万円を口座に入金すると、10万ドル買ったり売ったりできるんです。10万ドルなんで、1ドル120円のときに10万ドル買って、121円で売れば10万円の儲けです。1円ぐらいなら1日で動く日も結構あるので、1日で10万円が倍になります。その20万円で、20万ドル買って1円の円安で20万円の儲け。これがひどいときには2,500円で1万ドル買える口座もあったりして、そうなってくると、10万円で40万ドル買えてしまうわけです。1日で1円思ったとおり動けば、10万円が4倍に。

FXで損する仕組み

なーんて上手い話あるわけないでしょ!!

1円円高になったらマイナス10万円で、一瞬で口座に入れたお金がなくなります。10万円で40万ドル買っちゃった日には、0.25円(ほんの一瞬でこれぐらい動くこともあります)円高になったら即アウト。

いやいや、どっちに転ぶか五分五分なんだから、上手くすれば・・・と思った人はFXやったことないですね。

為替レートにはスプレッドというものがあって、例えば、1ドル120円で買ってすぐ同じレートで売ろうとすると119.997円でしか買い取ってもらえません。今でこそ、0.003円とかが普通ですが、当時は0.03円ぐらい差がありました。119.97円でしか買い取ってもらえないということです。

どういうことかというと、先ほどの10万円で40万ドル買ったケースだと買った瞬間マイナス1.2万円、つまり8.8万円からスタート。もうめちゃくちゃです。

投資に聖杯は存在しない

このスプレッドのせいで間違いなく五分五分ではないわけです。もっというと確率論からは負けるほうが当たり前です。スワップポイントというのもありますが、話がややこしくなるので割愛します。

それでも探してしまうんですよね。必勝法。投資の世界では聖杯(ホーリーグレイル)と呼ばれている「勝率99%!」「誰も気付かなかった驚愕の投資法!」みたいなやつです。当然そんなものないんですが、やってるとなぜかあるような気がしてきます。そんなものに大金はたいてさらに収支を悪化させる。

不毛な賭けだとわかっていて、なんでずっとやってるのか自分でも不思議ですが、一昨年初めて年間の収支がプラスになり、昨年もプラスでした。数十万円の世界なので、それまでの損を考えると取り返せてはいませんが。

プラスになるのに貢献してくれたのが、FXブロードネットのトラッキングトレードという自動売買です。ところがこれにも問題があります。この話は長くなりそうなのでまたの機会に。

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家計簿を複式簿記でつける。記録することと活用することは別

Excelでレシートを記録

10年ほど前から、レシートをできるだけもらい、もらったレシートはExcelに記録しています。

複式簿記で。

仕事柄、会計の知識があるためレシートごとに仕訳をきっているわけですが、こういうことをやってわかったことがあります。

自分で複式簿記を使って気付いたこと

  • 貸借対照表を作るのは難しい。
    貸借対照表(バランスシート)は今もっている財産と借金を記録するための表なんですが、記録と現物は結構ズレます。ズレないようにするためには、相当な労力がかかります。私の場合誰かに報告するわけではないので正直作る気になれません。

 

  • レシートのような記録したものがないと入力を忘れる
    何かあったらすぐに記録すればいいんですが、記録自体が面倒なため、数ヶ月に1回思い出したときに一気にやっています。当然、レシートをもらわなかったランチや自販機で買ったものなどはすっかり忘れています。

 

  • そもそも上手く活用するアイデアがない
    記録したデータをどうやったら有効活用できるのか、結果を眺めて行動が変わるのか。はっきりとした目的意識がないため、ただひたすら記録しているだけです。

厳密に記録したいという思いと、労力かけて厳密に記録したとして、それいったい何に使うの?という思いが交錯して結局レシートのような記録があるものだけ入力するという中途半端な状態ではや10年近く。

突然の悲劇。しかし・・・

実は数年前にPCがクラッシュして2014年より前の記録は全て消えました。

ショックでしたが、何より驚いたのは・・・

消えたからといって何一つ困らなかったんです!

でも記録してしまいます。中途半端に。

せっかくブログ書き始めたので、この話についてもたびたび触れたいと思います。

このデータを(今回初めて)使って、私が昨年いくらポイントやクーポンで買い物をしているか調べてみましたが、記録しているベースで3万円分はポイントなりクーポンなりで何かを手に入れているようです。

ポイントで年間3万円手にしているに等しいですが、ポイントをどのように貯め、どのように使っているかについてもいずれ書きたいと思います。