主人公の嫌いなもの?スクリプトドクターから見る物語を作るポイント。

脚本の医者「スクリプトドクター」

スクリプトドクターの肩書きを持つ三宅隆太さんという方の、物語を作るための書き込みシートというのが非常に興味深かったので記事にしようと思います。
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人類が生まれて現代に至るまでの物語。世界史授業で知る3つの面白い理由

世界史の動画をアップしている世界史の先生

ネットの記事で、世界史の動画をアップしている世界史の先生が非常に人気があるというのを読んで、YouTubeで動画を検索してみました。大学入試完全網羅というタイトルになっているため、当然ながら何本にも渡る動画のようですし、1本あたりの時間も30分前後と非常に長編の動画になっています。 “人類が生まれて現代に至るまでの物語。世界史授業で知る3つの面白い理由” の続きを読む

神之塔にみる長編物語に起こるフラグの回収漏れ。全体把握の重要性

神之塔最新話でのフラグ回収漏れになりかかった事例

XOYというマンガアプリで連載されている「神之塔」という漫画を読んでいますが、最新話で主人公が「戦いが終わったら戻って来い」と言われていたことをすっかり忘れて次の展開に行きそうになっていたのを、ギリギリで思い出すと言う描写がありました。 “神之塔にみる長編物語に起こるフラグの回収漏れ。全体把握の重要性” の続きを読む

クライマックスに向けて主人公を絶体絶命に。セカンドターニングポイント

途中から見ても展開が大体わかる池井戸小説のドラマ

陸王を奥さんが見ていたので、途中から見始めました。池井戸小説のドラマは大体展開が同じようで、下町ロケットを読んでいたからか最初のほうを見ていなくても大体展開がわかりました。

大体展開はわかるのに面白い。水戸黄門のようですが、鉄板の物語展開というのは確かにあって、先が予想できたとしてもその過程で強大な敵を打ち負かす様子を見たいというのが池井戸小説の醍醐味です。

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三丁目の夕日。何気ない日常を物語にする

三丁目の夕日というマンガを読む

健康診断で病院へ行ったときに、待ち時間に三丁目の夕日というマンガの傑作集を読みました。

このマンガ自体は実に40年以上も前の1974年からビッグコミックオリジナルで連載されており、今でも連載されているようです。 “三丁目の夕日。何気ない日常を物語にする” の続きを読む

悲しく切ないという言葉で片付けるには重すぎるニーアシリーズ【ネタバレ注意】

NieR:Automata実況プレイ動画をみた感想

PS4で人気のゲームですが、PS4を持っていない上、最近は腰を落ち着けて据え置き式のコンシューマーゲームをやる時間も気力もないため、もっぱら実況動画を見てストーリーを追っています。

ニーアレプリカントという前作のゲームと微妙につながりがありつつ、はるか未来の物語として描かれているゲームでしたが、レプリカントとあわせて非常に深いテーマについて考えさせられるゲームでした。

以下のニーアレプリカントの実況プレイ動画も非常に面白かったです。

本作をプレイするもしくは動画を視聴する予定の方は、この先はクリア後に読むことをおすすめします。 “悲しく切ないという言葉で片付けるには重すぎるニーアシリーズ【ネタバレ注意】” の続きを読む

強い味方と逆境のバランス。戦争モノ物語の難しさ

シミュレーションゲームのプレイ動画を見て思うこと

シミュレーション動画のプレイ動画は結構好きです。自分でやらなくなって久しいですが、シミュレーションゲームは一番好きなジャンルかもしれません。

面白いシミュレーションゲームの動画は、圧倒的に不利な状況からスタートします。宿命として、終盤はぬるい展開になってしまうのは仕方ないとして、序盤の圧倒的不利な状況を覆していく様子が一番見ていて面白いです。 “強い味方と逆境のバランス。戦争モノ物語の難しさ” の続きを読む

キン肉マンを改めて読んでわかったこと。物語の整合性の役割

キン肉マン1巻~29巻までを読んでわかった物語の説得力

Lineマンガの無料キャンペーンにつられて一通り1巻~29巻まで読み直してしまったキン肉マンですが、私が記憶していた以上にいい加減な理屈で成り立つ物語でした(巷ではゆで理論というそうです)。

ここで改めて感じたのは、「物語にはどこまでまともな理屈が必要なのか」という点です。すべてが現実世界の理屈に沿っていなければいけないのであれば、SFやファンタジーの物語を創ることはできません。 “キン肉マンを改めて読んでわかったこと。物語の整合性の役割” の続きを読む