ついに工場の生産性が改善し始める第五章
ザ・ゴール第五章では、当初の目的だった工場の問題が解決に向かい始めます。ハイキングで一番歩くのが遅かったハービーに当たる工場の機械が特定され、その機械を休ませないことが工場全体の生産性を決定するということがわかってきます。
公認会計士が物語について考えるブログ
ザ・ゴール第五章では、当初の目的だった工場の問題が解決に向かい始めます。ハイキングで一番歩くのが遅かったハービーに当たる工場の機械が特定され、その機械を休ませないことが工場全体の生産性を決定するということがわかってきます。
ザ・ゴールの第四章は、週末に息子のボーイスカウトの引率をさせられるところから始まります。一見何の関係もないハイキングですが、この物語の核心である制約理論を概念的に学ぶのにハイキングの例えが非常にわかりやすいため、多少強引な展開ですが主人公は唯一の大人としてハイキングの指揮を執ることになります。
物語というのは、基本的に時系列どおりに並んでいるものですが、そのルールをあえて逸脱することにより、他の物語と差別化を図る物語があります。時系列を逆に進むメメントという映画は、普通に時系列順に並べると普通の話なんですが、逆に進むことによって、主人公の10分しか記憶をもてないという状況を読者も追体験することができます。
そういう設定は非常に特徴的で面白いですが、一般的にならないのは、主人公が記憶を10分しか保てないなど、通常とは異なる状況にする必要があるため、なかなか扱いが難しいためだと思います。 “時系列どおりに並べない物語。逆から、ランダムで読者を不思議な感覚にする。” の続きを読む
最近はなかなか小説を読む時間がなく、昔持っていた小説もあらかた処分してしまっているので、家に小説がないと思っていましたが、本棚の奥に比較的最近買って読んだ本があったのを発見して引っ張り出してみました。
半沢直樹が一番有名ですが、数々のドラマ化された小説がある池井戸潤先生の作品です。もともと銀行でお勤めだったというのがよくわかる。銀行の様子が非常にリアルに描写されている作品ばかりだと思います。 “小説の最初の2、3行目第3弾。2冊のエンターテイメント小説の出だし” の続きを読む
小学校1年生の娘が誕生日のプレゼントに付録つきの雑誌が欲しいというので、近くの本屋に行きました。
早速、付録つき雑誌のコーナーに行きましたが、目当ての雑誌はなくなっていたらしく、「この前来たときはたしかにここにあった!」といってなかなかあきらめようとしません。
おそらく、次の月の号が出てしまっているのだと思い、雑誌の名前もわからないし、あきらめさせようと説得していました。 “子供の誕生日に付録つき雑誌を買って思ったこと” の続きを読む
ザ・ゴール第三章では、問題を解決するためにジョナと言葉を交わし、解決の糸口をより明確にするステップです。主人公は、ジョナを探すため徹夜で電話をかけて、何とかジョナから情報を引き出します。
ザ・ゴール第二章では、この物語のセントラル・クエスチョンである工場の立て直しの鍵を握るジョナが登場します。登場するといっても、主人公の回想シーンで、実際に登場するのは第三章です。
ただ、この回想シーンでジョナは主人公に重要な情報を与えていますが、ジョナは多忙で、会話をする時間はほとんどないという設定により、ジョナから得られる情報は非常に限定的です。ジョナがこのタイミングで全ての答えを語ってしまうと物語が成立しませんし、主人公が自分の力で解決することができず、物語として面白くなくなってしまいます。
子供はゲームが大好きで、つい夢中になって際限なくやってしまうイメージがあります。私も子供にゲゲーム機を買い与えるべきか、与えないべきかに悩む親の一人です。
個人的には、このブログでも触れている通り、ゲームは大好きなので、子供にやらせることに全く抵抗はありません。ゲームをやらせるメリットには以下のようなものがあると思います。 “子供にゲームは必要?不要?メリット3つ・デメリット3つ” の続きを読む