持久力スポーツの要諦は生き方に通じる
トライアスロンと言うのは水泳、自転車、持久走の3種目で構成されていますが、そのどれもできるだけ早く前に進むスポーツと言う点で共通しています。 “生き方との3つの共通点。持久力スポーツをやってみて考える” の続きを読む
公認会計士が物語について考えるブログ
トライアスロンと言うのは水泳、自転車、持久走の3種目で構成されていますが、そのどれもできるだけ早く前に進むスポーツと言う点で共通しています。 “生き方との3つの共通点。持久力スポーツをやってみて考える” の続きを読む
私が傾倒しているザ・ゴールの制約理論は、ザ・ゴールと言う小説によって学びました。小説というのは本来はその物語がいかに魅力的で面白いかというのが唯一の目的になりますが、このように知識やノウハウを伝えるために物語の面白さを利用すると言うパターンも希にあります。 “ザ・ゴール、ドラゴン桜、別の目的を持つ物語” の続きを読む
私も一応ビジネスマンに分類されるので、ビジネス書の類は比較的読むほうだと思います。物語を考える上では小説や漫画を読んだほうが直接的な勉強になると思いますが、ザ・ゴールのようにビジネス書の中にも物語と関係があるものがあったりします。ストーリーとしての競争戦略もそんなビジネス書の一つです。 “ストーリーとしての競争戦略。経営戦略の物語化” の続きを読む
ザ・ゴールで語られることは読んでみれば非常に当たり前に思えることばかりです。ザ・ゴール2に出てくる思考プロセスについても同様です。
作者は鎖にまつわる話が好きなようで、ザ・ゴールの制約理論のもっとも弱い鎖の輪の例えもそうですが、思考プロセスもあたかも因果のもっとも弱い鎖の輪を探そうとするかのような手法です。 “思考プロセス。5つのツールと最大の留意点” の続きを読む
アリの2割はサボっているというのは結構有名な話で、そのサボっている2割のアリを取り除くと、残りの中から2割がサボりだすそうです。
サボるというのはどうしてもネガティブな表現で、この話の文脈では「いかにそのサボる割合を減らすか」といった話になりがちです。
以前買ったビジネス書に、働かないアリに意義があるという本があり、非常に興味深かったので紹介します。 “働かないアリがいないと巣が滅ぶ?働かないことが必要な2つの要因” の続きを読む
ザ・ゴール第八章は、メインプロットのセントラル・クエスチョンである「主人公は工場を救えるか?」とサブプロットのセントラル・クエスチョンである「主人公は幸せな家庭を取り戻せるか?」を解決した後の話しになります。
セントラル・クエスチョンが解決してめでたしめでたしで終わらず、実は本当に解決しないといけない問題は別にあったという展開は物語にはよくあります。
ザ・ゴールは実に30年ぐらい前にアメリカで出版された物語ですが、その頃からこういった展開が普通に存在していたんですね。
ザ・ゴール第六章は三幕構成で言うと、第二幕の後半のピンチ(ミッドポイントとセカンドターニングポイントをつなぐエピソード)になります。短い章ですが最終決戦でハッピーエンドを向かえるための重要な武器、DBR(ドラム・バッファ・ロープ)に気付く章です。
制約リソースの徹底活用によって工場の生産性は高まり、このまま工場を救えるのかと思いきや、新たな障害が立ちはだかります。工場の全てのリソースがフル稼働している結果、不要な在庫が積みあがり工場が再度混乱し始めます。
ザ・ゴール第五章では、当初の目的だった工場の問題が解決に向かい始めます。ハイキングで一番歩くのが遅かったハービーに当たる工場の機械が特定され、その機械を休ませないことが工場全体の生産性を決定するということがわかってきます。
ザ・ゴールの第四章は、週末に息子のボーイスカウトの引率をさせられるところから始まります。一見何の関係もないハイキングですが、この物語の核心である制約理論を概念的に学ぶのにハイキングの例えが非常にわかりやすいため、多少強引な展開ですが主人公は唯一の大人としてハイキングの指揮を執ることになります。