三島由紀夫先生の「命売ります」の構成【ネタバレ注意】その4

「命売ります」の構成分析シリーズ最終回

三島由紀夫先生の「命売ります」いよいよ三幕目の構成について分析させていただきます。前回の記事はこちら。最初の記事はこちら

恋人のような女性から逃げる機会をうかがう

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三島由紀夫先生の「命売ります」の構成【ネタバレ注意】その2

「命売ります」の構成を詳細に分析する

前回の記事で、大枠の構成について分析した「命売ります」についてより詳細な物語の構成を分析していきたいと思います。

この小説も非常に面白く、短時間で読むことができたので面白く感じた要因というのがあると思います。その部分について掘り下げられたらと思います。

この物語が普通とは違う点

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三島由紀夫先生の「命売ります」の構成【ネタバレ注意】

教科書にも出てくる三島由紀夫先生

三島由紀夫先生といえば、昔教科書で見覚えがあります。金閣寺や潮騒の作家として国語か日本史で覚えさせられたような記憶があります。その三島由紀夫先生の文庫本が本屋に行くと平積みされており、隠れた怪作小説発見との帯があったので思わず買ってしまいました。

物語はオムニバスのような形で進む

主人公が自殺に失敗して病院にいるところから始まり、「命売ります」という広告を新聞に掲載したことで、様々な事件に巻き込まれるという話です。

ここからはネタバレになります。

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