神による支配は善か悪か。神の支配を逃れる物語

人は自由に自分の意志で生きて生きたいのか

人からアレコレ言われながら自分の好きなようにできないのはつらいものです。一方で、自分が何をすればいいのかわからず誰かに指示を出してもらってそれに従うことができれば楽なのにと思うこともあります。 “神による支配は善か悪か。神の支配を逃れる物語” の続きを読む

デジタルデビルならぬデジタルレイバー。シンギュラリティの少し前。

コンピューターの中で働くロボット達

今では、アトラスのゲームとして有名になった女神転生シリーズですが、当初は「デジタルデビルストーリー」というサブタイトルがついた小説でした。悪魔は魔法陣を使って召喚するのがセオリーですが、昔は魔法陣を正確に作ることができずに悪魔に付け入る隙を与えてしまい失敗するというエピソードも多々ありました。 “デジタルデビルならぬデジタルレイバー。シンギュラリティの少し前。” の続きを読む

ファイナルファンタジータクティクスの物語まとめ

ファイナルファンタジータクティクスの物語を短くまとめると

ファイナルファンタジータクティクスを全25パートでまとめて久しぶりに物語を思い出しました。

この物語は、ラムザと言う主人公が歴史の裏で暗躍した悪魔と戦い、世界を救ったにもかかわらず、教会が闇の部分を暴かれたくなかったがために、ラムザを異端者扱いし、歴史から抹殺したという物語でした。 “ファイナルファンタジータクティクスの物語まとめ” の続きを読む

神や悪魔は人の思念が作り出したもの。ペルソナへの派生

神や悪魔の存在とはなにかを問う女神転生シリーズ

昨日の記事からの続きになりますが、女神転生シリーズは神とは悪魔とはという根源的な問いについて考えさせられる作品ですが、正直なところ、現代において神は実在すると考える人はいたとしても、悪魔や魔物の類が実在すると信じる人はあまりいないように思います。

黒魔術が好きとか、オカルトが好きな人の中には悪魔召還が可能と考える人もいるかもしれませんが、一般的な人は物語の中だけの話と考えているでしょう。

また、神が実在すると考える人も神がこの世界に物理的に存在していると考える人はいないと思います。この世界を創造し別次元に存在していると考えているのではないでしょうか。

女神転生シリーズでは神も悪魔も魔物も妖精も、「属性が異なる同一の概念」と捉えています。それらはすべて人の思念が実体化したものであると考えているようです。

真・女神転生Ⅱでは、唯一神Y・H・V・Hを倒した後、以下のようなセリフを残します。 “神や悪魔は人の思念が作り出したもの。ペルソナへの派生” の続きを読む

女神転生シリーズ。神も悪魔も妖精も一つの概念。善悪とは。

物語の原点、世界各地の多神教の神話体系

古代の物語の原典とも言える神話は世界中に存在し、神話ごとに様々な神が生み出されました。神話は物語なので、神を登場人物として構成する必要があり、必然的に多神教が一般的だったのではないかと思います。

そのうち、一神教が生まれ完全無欠の神を中心とした宗教が確立すると、多神教は神話と言う形でのみ残り、宗教としての地位は低下していったように思います。

そんな中、日本には八百万の神が存在し、神社は様々な神を奉っていることから、いまだに多神教が正式な宗教として残っているのは珍しいのではないかと思います。

神も悪魔も全部「悪魔」という概念にまとめてしまった女神転生

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